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「あの人には言っても分からない」 よくある人間関係に境界線を引く

更新日:2024年10月11日

今日は、どこかで耳にしたことがありそうなエピソード

「あの人には言っても分からない」と思ってしまう

よくある人間関係に境界線を引く方法を

1つ目のポイントについて、例え話を用いてお話したいと思います。


例え話しです。

Aさんの夫は、服を部屋に脱ぎっぱなしで洗濯籠に入れてくれず、

Aさんは洗濯のたびに部屋へ行って、洗濯ものを集めなければなりません。

「脱ぎっぱなしにされるとすぐに洗濯できないから、カゴに入れて」と

何度言っても変わりません。

毎日のことなので、結構ストレスです。

それに、きちんと心に止めて対応してくれないと、適当に扱われている、バカにされている気がして腹も立ちます。

そのうち、言っても無駄だと思うようになり、言うのをやめました。

しかし、毎日相変わらず脱ぎっぱなしの夫に、内心腹が立っています(もやもや)。



あなたは

「あの人には言っても分からない」

「どうせ言ってもムダ」

って思ったことはありませんか?

何度も同じことで、行動を変えるよう言っても分かってもらえず

そのうち言うことにも疲れてしまった。

そして、もう言わないことにしたものの、

相変わらずの相手に内心腹がたってしまう。

分かってもらえず悲しくなる。

更に、泣き寝入りの状態なので、無力感と敗北感でいっぱい。


私はあります。

何度も何度も。


「あの人に言っても分からない」というのは、言い換えると

「あの人に言っても変わらない」ではないでしょうか?

私たちは、自分が困った状況の時には相手を変えようとしてしまいがち

です。そして変わらないから腹が立つ。


ここで登場するのが境界線の法則です。

「他者は変わらない。

そして、変えようとしてはいけない」


決して、我慢してくださいということではなくて、

むしろ、その反対です。

自分の感情と限度を尊重し、境界線を設定するということです。


上記の例え話で言うと、

夫は困っていません。

境界線は、困っている側のAさんが設定するものです。

(結果を伝えることで、境界線を設定する)

例えば

「あなたが脱ぎっぱなしにするのはあなたの自由だけど、

その代わり私はもう部屋へ集めにはいきません。

洗濯は毎朝のことで、他にもやることいっぱいだし、

いちいち服を集めに行くのは大変なの。

脱ぎっぱなしにするなら、それはあなたが洗濯してください」


夫の自由、つまり脱ぎっぱなしにするのか、カゴに入れるのかの選択を尊重し、

Aさん自身の限度も尊重する。


このように境界線を設定すると、

「言っても分からない(変わらない)」相手に対して、

怒らなくても済むんです。

境界線は、相手は変わらないことを前提としています。


しかも、上記のように境界線を設定すると、

「私の限度」を「私が尊重し」「私が境界線を設定する」

という一貫性が生まれ、

「私」が主人公になるのです。自分軸です。


家族や兄弟姉妹、友人、同僚、など人間関係で

もやもや(怒りの感情)、悲しみなどが溜まって辛くなっている場合、

Aさんのポジション(境界線を設定せずに、背負いすぎている)

になっていることがあるかもしれません。




私は無限に背負うことができるわけではない。

私は無限に他者の要求に応えられるわけではない。

そして、その必要もない。

境界線の法則は、人生をシンプルにする魔法の法則です。



秋の花 コスモス

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