私が、3、4歳の頃、私の両親と父の本妻さん家族が集まっている光景。
みんながとてつもない言い争いをしている。原因は、私の存在。
私の母は、父の愛人。私は愛人の子供だったから。
「のりこを子供として認知するのか」「のりこはけがれた子だ」
本妻さんは、私を全否定していた。
みんながこんな言い争いをしているのは、私のせいだ。
私は、望まれずに生まれてきたのだと感じていた。
私は、周りから受け入れられていないと感じていた。
私は、居てはいけない存在なのだと感じていた。
悲しくて悲しくてしかたがなかった。
その思いは、気が付かないうちに、私という人間を構築していた。
「気に入られたい」から、つい、いい人を演じてしまう。
「どう思われているのか気になって」相手に自分のエネルギーを渡してしまう。
「見捨てられるのが怖くて」相手の言いなりになってしまう。
人と接するのが疲れてしかたがなかった。
過ぎた過去だと思っていた。とっくに終わったことだと。
大人になった私は、過去を理性的に考え、納得していた。
でも、インナーチャイルドは助けを求めていた。
ある時、私の人生の流れが、インナーチャイルドに光を当てるように導いた。
自己催眠で、インナーチャイルドに会いに行った。
インナーチャイルドは泣きながら、行き場を失っていた。
私も涙が止まらなかった。
「悲しかったね。長い間、待たせてごめんね。迎えに来たよ。もう大丈夫、大丈夫」
インナーチャイルドは、泣きながら微笑んだ。
居てはいけない存在など、一人もいない。
インナーチャイルドは大人の私に統合された。
インナーチャイルドの思いで動かされている時、反射的、自動的になってしまいます。
でも、今の自分にはストレスになってしまうことあります。
インナーチャイルドからのサイン「私、ここにいるよ」
気が付いてあげてくださいね。
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