ある日、一人の、30代後半、女性クライアントAさんがやってきた。
原因不明の咳が止まらないという。
病院での検査は異常なし、咳止めを飲んでも効果なし。
もう、咳の状態が1か月続いているという。
カウンセリング中も、乾いた咳が続いていた。
「病院の検査では異常がない、原因不明の症状」
でやってくるクライアントさんは、結構多い。
私は、Aさんを催眠状態へ誘導し、
「その症状の一番最初の原因となったところへ」
行くように言った。
Aさんは、すぐにその場面に入った。
「煙が充満しています。息が苦しい」
「そこはどこですか?」
「飛行機の中です」
「いま、なにが起きていますか?」
「飛行機の中で、火災が起きています」
Aさんは、前世で体験した、飛行機火災の場面を語りだした。
咳は、前世で体験した飛行機火災で煙を吸いこんだことが原因だった。
Aさんの潜在意識が、その体験を記憶していて、
今世の身体的症状として現れたのだった。
一通り、必要な場面を見た後、エネルギーでの浄化ワークをし、
覚醒させた。
Aさんの咳は治まり「不思議なこともあるものなんですね」
と言い、にこやかに帰っていった。
潜在意識には、前世も含めて、すべての体験、感情の記憶があります。
そして、それをもとに、私たちの身体は創られています。
時として、身体的な症状として現れることもあります。
自分の潜在意識には、一体どんな記憶があるのか、
興味わきますね。
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