top of page

怒りのコントロール


17歳の時、初めて、胃の辺りの重い痛みに襲われた。

寝ることも、起きていることも出来ないほどの強い痛み。

痛みは、6時間ほど続いた。

病院を受診し、胃カメラの検査をした。

異常なし。

「精神的なものでしょう」と。

ところが、その痛みは、3か月おきくらいの周期で

たびたび起こった。

今度は、胆のうのエコー検査。

異常なし。

その原因不明の痛みが、十数年続き、ほぼ1日おきくらいに痛むようになり、

その度に病院で痛み止めを注射してもらっていた。

もう何件の病院で検査したか分からないほど、病院を回った。

最終的に行った病院での検査の結果、胆のうの機能不全と分かった。

食事のあと、胆のうから胆汁が出る。

その時、通常、胆のうは収縮するのだが、

私の場合は、収縮できずに痙攣してしまうのだった。

「手術して、胆のう切除しても、胆道の痛みはでるかもしれません」

絶望的な答えだった。

一生、この痛みと生きていくのか。

痛みの原因は分かったが、解決策のないまま数年が過ぎた。

依然として、1日おきに6時間ほど、激しい痛みに襲われていた。

痛みと、痛み止め注射のための通院で、疲れ果てていた。


ある日、ヒーラーの先生と出会った。

その先生が、胆のう機能不全の「本当の原因」を教えてくれた。

「怒りの感情、溜めてない?」


怒り?!

怒りの感情って、感じたことない。

怒りって、どんな時に感じるもの?


私は、「怒りの感情がどんなものか」知らなかった。


「怒りは、自分を大切にするための、大切な感情だよ」

先生は、教えてくれた。


それから、私は、自分の中の怒りについて考えた。


そして、解った。

私は、私をコントロールしようとする母に対して、

理不尽さを感じていたのだ。

怒っていたのだ。

でも、それを感じていなかった。

なぜなら、母は「お前のため」だと言っていた。

私は「お母さんは、私のためにしてくれている」

と思っていたから。


でも、ほんとは私、ずっと、怒っていたんだ。


私は、時間はかかったが、怒りをコントロールし始めた。

すると、胆のうの痛みは次第に起こらなくなっていった。

感情は、様々ありますよね。

喜び、嬉しさ、楽しさ、幸せ、怒り、悲しみ、寂しさ、恨み・・

それぞれが、それぞれ別々のエネルギーなんです。

そして、そのエネルギーは心にはもちろん、

身体的にも、良くも悪くも影響しています。

良い感情なら、もっと感じたほうが良いですし、

良くない感情なら、きちんと目を向けて、

感じ取り、解放してあげましょう。

心や身体が何かを発している時は、

「目を向けられていない感情があるよ」というメッセージかもしれません。

閲覧数:22回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comentarios


bottom of page