top of page

母との時間


虐待されて育ち、

共依存と境界性パーソナリティー障害だった母。

その母との関係で、私は

この世の終わりかと思うほど、苦しんだ。

母のゆがんだ愛情、暴言、暴力、精神的な暴力、

2次的に発症した私自身のうつ、依存症、貧困・・・

母を憎んでいた。絶対に許さないと思った。

悲しかった。寂しかった。

何度も、死んだほうがましだと思った。

もう私には、光は射さないと思った。



でも、今、私は生きている。

自分の力で、生きて、幸せを感じている。

そして、過去の母の許せない行為があることも、

母のことが大好きであることも知っている。


今、母は、パーソナリティー障害や共依存が落ち着き、

元気に楽しく、近くの老人ホームで暮らしている。

たまに訪問すると、母のおやつや果物を買いに

一緒に買い物に行く。

2人で、仲良く買い物をし、ソフトクリームを食べたり、

珈琲を飲んだり・・・

普通のことに見えるけど、

そうじゃない。

かけがえのない、幸せな時間。

私はそれを楽しみに、母に会いに行く。


今まで、沢山、悲しい関係だった母娘に

悲しかった分の、幸せな時間を取り戻そうとしてるんだろうなぁ。


ずっと元気で、長生きしてね、お母さん。


とおもう私でした。


閲覧数:38回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page