私が小学生の頃、夏休みや冬休みの自由研究は、母の希望で、父がしてくれていた。
母は「のりこのため」と言っていた。
私が、学校の先生から、良い評価をもらうためだった。
父が作った私の自由研究は、とても出来が良く、評価もよかった。
でも、私はいつも後ろめたさと、「私は、なにひとつ満足にできない」という思い
に苦しんだ。
そして、両親が、私の可能性を信じてくれていないことに悲しみを感じていた。
下手な自由研究でも、私を応援して、励ましてほしかった。
最後までやったなら、それを褒めてほしかった。
子供時代のいろんな体験が、「自分ならやれる」という自己信頼感のつぼみを作ります。
自己信頼感は、生きていくうえで、アイデンティティーの一部として、とても大切です。
大事なことは、子供の存在を信じて、認めて受け止めてあげることです。
もし、大人の自分が、自分を信頼できないなら、残念な体験をしたインナーチャイルドが
いるのかもしれませんね。そのインナーチャイルドに光をあてることで、エネルギーが
解放され、自己信頼への一歩を踏み出せるかもしれません。
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