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ゆだねる


私たちは、人生の中で、何度も岐路に立ちます。

「この道で良いのだろうか」

「もし間違っていたらどうしよう」


頭の中で声が聞こえることもあります。

「安全な道を選択したほうが無難だよ」

「そんなこと自分に出来るはずがない」


それは、我(エゴ)の声です。

脳という物質が、これまでの経験の中から

不安や恐怖をもとに導き出した考えです。


マザーテレサが、インドでの救済活動を始める前、

まだ修道院にいた時、

「神は私を選んで下さるでしょうか」と

教会の司祭に助言を求めたそうです。

すると司祭は

「あなたは神に奉仕するために、そして隣人に奉仕するために神に召された

のだと考えた時、幸せを感じることが出来ますか?もしそうなら、

それは紛れもなくあなたの天職だという証になるでしょう。心の底から

湧き出てくる喜びというのは、いわば人生という道のりを示してくれる磁石の

ようなものです。たとえそこに多くの困難が待ち受けているとしても、

人はそれに従わなくてはならないのです」

とおっしゃったそうです。


頭で考えるのではなく、心で感じるものが指針となる

ということですね。


この道を行ったときに自分は喜びを感じるだろうか。


喜びを感じるとしたら、

きっと、その道は、最高の自分を表現できる道ですね。


感じて、そして、安心してゆだねる。

自分を見失わない生き方のコツかもしれません。


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