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母との時間


虐待されて育ち、

共依存と境界性パーソナリティー障害だった母。

その母との関係で、私は

この世の終わりかと思うほど、苦しんだ。

母のゆがんだ愛情、暴言、暴力、精神的な暴力、

2次的に発症した私自身のうつ、依存症、貧困・・・

母を憎んでいた。絶対に許さないと思った。

悲しかった。寂しかった。

何度も、死んだほうがましだと思った。

もう私には、光は射さないと思った。



でも、今、私は生きている。

自分の力で、生きて、幸せを感じている。

そして、過去の母の許せない行為があることも、

母のことが大好きであることも知っている。


今、母は、パーソナリティー障害や共依存が落ち着き、

元気に楽しく、近くの老人ホームで暮らしている。

たまに訪問すると、母のおやつや果物を買いに

一緒に買い物に行く。

2人で、仲良く買い物をし、ソフトクリームを食べたり、

珈琲を飲んだり・・・

普通のことに見えるけど、

そうじゃない。

かけがえのない、幸せな時間。

私はそれを楽しみに、母に会いに行く。


今まで、沢山、悲しい関係だった母娘に

悲しかった分の、幸せな時間を取り戻そうとしてるんだろうなぁ。


ずっと元気で、長生きしてね、お母さん。


とおもう私でした。


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