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他者の問題に巻き込まれないコツ


姉は、いつも私に電話をかけてきては、

だらしがない夫への不平不満を長々と言います。

私は、姉の気持ちは分かるので聞いてあげますが、

電話を切った後どっと疲れます・・・


Aさんは、いつも私にBさんの愚痴を言います。

Aさんは友人なので聞いてあげますが、Bさんも大切です。

BさんはAさんの本心を知らないので、2人の間に入るのは疲れます・・・




「気が付けば間に挟まっていて」疲れてしまう・・・

本当の自分がなくなっている・・・

本当は話を聞きたくない・・・

でも、相手からの電話や連絡を止めるわけにもいかない・・・


皆さんにも心当たりがありませんか?

私はあります。

話しを聞いてあげたはずが、その度にもやもやだけが残って、

「もうイヤ、どうしたら良いんだろう・・・」


誰の問題か分からなくなって、

複雑な問題になっているようにも感じてしまいます。



でも、本当に複雑なのでしょうか?


実は、とてもシンプルです。

先ほどの例えでお話すると、

実家の姉が不満を言いたいのは弟です。

Aさんが不満を言いたいのはBさんです。

姉とAさん、それぞれの責任なんです。


つまり、「私」には関係ない!


これは、境界線の概念では「三角ゲーム」といいます。

Aさんが、Bさんへ直接いうべきことを言えない為に、

別の誰かを巻き込んでうっ憤を吐き出したり、

なぐさめや承認を得ようとしてしまうんですね。


他者の問題に巻き込まれないコツは、

「他者の問題は他者に返す」


「それは、あなたの問題でしょ?私に言わずに直接その人と話してちょうだい」

と言えば良いんです。


自分の立ち位置をはっきりとさせて

「それはあなたの問題。私は巻き込まれたくありません」

という意思を相手にしっかりと提示するんです。


「だって家族でしょ?」

「自分勝手」

「あなたは私の友人でしょ?」

そう言われるかもしれません。

罪悪感を感じるかもしれません。


でも「他者を巻き込む」という迷惑行為に対して

「NO!」を言うということは、

自分勝手なわけでも、冷たいわけでもありません。

自分を大切にし、誰にも振り回されないための最重要ポイントです。




私たちは、

「近い関係」「大切な関係」であればあるほど、

お互いがお互いを尊重し、

関係のない問題に巻き込まないように

境界線を引きあう必要がありますね。


青空と椰子の木とシーサーの写真

             青空と椰子の木とシーサー 沖縄 海洋博公園

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