他者の問題に巻き込まれないコツ
- ヒプノセラピスト 高橋 記子

- 9月26日
- 読了時間: 2分
姉は、いつも私に電話をかけてきては、
だらしがない夫への不平不満を長々と言います。
私は、姉の気持ちは分かるので聞いてあげますが、
電話を切った後どっと疲れます・・・
Aさんは、いつも私にBさんの愚痴を言います。
Aさんは友人なので聞いてあげますが、Bさんも大切です。
BさんはAさんの本心を知らないので、2人の間に入るのは疲れます・・・
「気が付けば間に挟まっていて」疲れてしまう・・・
本当の自分がなくなっている・・・
本当は話を聞きたくない・・・
でも、相手からの電話や連絡を止めるわけにもいかない・・・
皆さんにも心当たりがありませんか?
私はあります。
話しを聞いてあげたはずが、その度にもやもやだけが残って、
「もうイヤ、どうしたら良いんだろう・・・」
誰の問題か分からなくなって、
複雑な問題になっているようにも感じてしまいます。
でも、本当に複雑なのでしょうか?
実は、とてもシンプルです。
先ほどの例えでお話すると、
実家の姉が不満を言いたいのは弟です。
Aさんが不満を言いたいのはBさんです。
姉とAさん、それぞれの責任なんです。
つまり、「私」には関係ない!
これは、境界線の概念では「三角ゲーム」といいます。
Aさんが、Bさんへ直接いうべきことを言えない為に、
別の誰かを巻き込んでうっ憤を吐き出したり、
なぐさめや承認を得ようとしてしまうんですね。
他者の問題に巻き込まれないコツは、
「他者の問題は他者に返す」
「それは、あなたの問題でしょ?私に言わずに直接その人と話してちょうだい」
と言えば良いんです。
自分の立ち位置をはっきりとさせて
「それはあなたの問題。私は巻き込まれたくありません」
という意思を相手にしっかりと提示するんです。
「だって家族でしょ?」
「自分勝手」
「あなたは私の友人でしょ?」
そう言われるかもしれません。
罪悪感を感じるかもしれません。
でも「他者を巻き込む」という迷惑行為に対して
「NO!」を言うということは、
自分勝手なわけでも、冷たいわけでもありません。
自分を大切にし、誰にも振り回されないための最重要ポイントです。
私たちは、
「近い関係」「大切な関係」であればあるほど、
お互いがお互いを尊重し、
関係のない問題に巻き込まないように
境界線を引きあう必要がありますね。

青空と椰子の木とシーサー 沖縄 海洋博公園




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